すっかり雪景色になりつつある北海道の、ちょらです
我が家の先天性側弯症の娘ちゃんは、ミルウォーキ型装具をつけています。この装具、洋服を上から着ていても、首元からバッチリ見えることが多いのです。しかも、目だつ、ようです・・・
服の上からでは、そのゴツイさまはそれほどわからないと思うのですが、やはり上半身を覆う装具をつけている事実は、病気をよく知らない方には、衝撃なようです
ときどき、装具姿の娘ちゃんを見た人に、『かわいそう』という言葉を連発されます。それは、たまに会うような親戚だったり知人だったり、見ず知らずの通りすがりの人にじーっと見られた挙句に『かわいそうにねぇ、不自由にねぇ』とつぶやかれてみたり・・・
この、『かわいそう』という言葉、我が家にはとてもショックな言葉です
受け取り方には人それぞれですので、さほど気にされないというお仲間もいらっしゃるとは思うのですが、娘ちゃんも私たち両親も、『かわいそう』という言葉1つで、まるで病気であることが負い目であるかのように感じるので、つらいのです。
だって、娘ちゃんは小さな身体で、側弯症と闘っているのです
「かわいそう」ではなく、『えらい』し『がんばっている』のだと思うのです。
夏の頃、親戚からたてつづけに何人かから『かわいそうにねぇ』を連発されたときには、娘ちゃんは『あたしはかわいそうじゃない!!』と自ら言いました。
『かわいそう』と、何かにつけて中高年以上・・・特に高齢の方ほどすぐに言ってしまう言葉のようです。
病気や障がいがあることは、確かに不便なこともあるし、色々大変なのは事実。ただそれは、『かわいそう』の一言ですまされるものではないと思うのです。
事実を受け入れ、その上でどんな治療を受けるのか、どういう生き方をするのか、それぞれが模索しながら生活しているのです・・・
そこに至るまでの過程が、それこそ山あり谷ありで、様々な思いが入り混じっています。いつもは前向きに、と思いつつも、どうかすると、すぐに悩みや落ち込みに入ったりもします。
だからこそ、マイナスな表現ではなくて、もっと違う言葉で声をかけてほしいのです
・・・言葉選びが難しいのは、わかるのですが、ね
ちょら